2011年10月12日
このところ、ブログを書くことは自分の中でオフモードに入っていた。
この間、時々このブログをチェックしてくださった方々にはお詫びを
申し上げる。ちょっと言い訳がましいが、テーマはオンとオフである。
自分は元来生活にオンとオフがはっきりしていない人間だった。多分、こどものころからだろう。学校の教室でも先生の話に集中すべき時間でありながら、顔は先生のほうに向いているのにあたまの中では関係の無いことを考えていたり、、遊んでいることに集中できず勉強をしなければ、、などと考えていたり、、、
大人になってもこの習慣は変わらず、仕事についても週末も会社に出てだらだら仕事をしたり、残業をしたり、、、仕事が終わってすっきり遊びに出るかというとそうでもなく、うまく週末を楽しめたことはめったに無いような生活だった。
ところが最近気がついたのは自分の生活がまるでスイッチが切り替わるようにオンとオフがはっきりしてしまっていることである。
多分、これは去年あたりからである。つまり、平日は18時、せいぜい19時になるとオフィスではもはや仕事を続けることは出来ない。身体も頭も嫌がっているのである。
相変わらず昔からのクセで、金曜日の夕方には‘週末にこれを片付けようといくつか仕事の項目を思い浮かべて関係資料をかばんに入れる。
しかし、いったん家に帰って週末になると、かばんすら開けることはない。酷いときはかばんにいれてある携帯電話すら持ち出さない。週末は基本的には家にいて何も出来ないモードに入っている。
以前は良く出かけていた渋谷とか銀座にも、‘よし、行こう!‘と決心しないと動かない。以前のようななんとなく人の多いところをうろつく、ということがなくなってきている。
そのかわり、毎週末、きまって住んでいるところの数軒ある古本屋をのぞきにいく。それにあわせて、心がけているウォーキングを週末の義務のごとくこなす。
こんな具合でも、週末があけた朝は週末には予想も出来ないほど仕事スイッチガ入っている。
なにが生活習慣を変えたのか判らない。オンオフがはっきりしてきたと同時に生活での意識がすこしストイックになってきている気がする。
普通の基準で考えればオンとオフがはっきりしていることは良いことかもしれない。
しかし、なんとなく仕事をしなんとなく遊び、なんとなく食べ、、、というけっこう散漫な生活をしてきた自分にとってオンとオフがはっきりしてくるとなにかオンとオフの間になるものを失っているのではないか、とちょっと心配になってきている。