2013年9月23日
大学での講義資料以外で書くのはほぼ半年ぶりくらいではないだろうか。
このところ、昨年11月ごろから気管支炎から気管支喘息に発展、5月
頃からはパソコンに向かうと咳が出るようになり、7月、8月は半分位転地療養のつもりで長野にいたのだが東京に戻ってくると咳が続きパソコンに向かうと発作的二咳をしてしまう、という状態がつづいた。ところが二週間前に病院を変えて診察を受けて、アレルギーでは、と診断され、その関連の薬を飲み始めたら、発作的な咳は止まり、このようにパソコンに向かっても発作がでなくなってきた。
そんなわけで、久しぶりにキーボードをたたいている。消費税の引き上げは前政権から議論をされ、財政再建を考えるとやむを得ない、というところまで多くの収入の厳しい人も含めて
納得してきていたのではなかろうか。そんな時に、消費税の引き上げと対応して法人税の引き上げ策の一案として企業の復興税の廃止を前倒しするという。さらに、ただし、復興費用は減らさない、という。
しかし、その財源についてはなんの話もない。おおかた、補正予算を組むのだろうがそうなると国債の増発、つまりは財政の悪化だろう。
まさに「貧から富への富の再分配」ではなかろうか?何か変だと思いつつ、そういえば過去に似たようなことをした政権があったのではないか、とちょっと調べたら1980年代の米国のレーガン政権である。レーガンは当時富裕層の減税政策をとり、実はこれが米国の社会を支えてきた中流を崩壊させ解消しきれないほどの所得格差の社会を作ってしまったスタートポイントである。
そういえば、当時のレーガンの経済政策はレーガノミクスと呼ばれていたが、いまの政権はアベノミクスと呼ばれている。その呼ばれ方にも政策だけでなく不思議な共通点がる。