2009年11月 6日
モノ皆値下がりする昨今なのだが、昨晩みた生ビールの値段には驚いた。
家に帰る途中に通りがかりに見た飲み屋の看板には、生ビール350円というところに線を引いて消して、大きく190円!と書かれている。
場所によっては350円でも十分安いと思うのに、なんと190円である。
店の良心として350円で売っていたときのグラスを小さくして190円にする、と言うことはありえないだろう。
そんなことをしたらすぐ客は店をさげすみ、離れていく。
この手の店は、バイト店員で運営されていたとして時給1000円であろう。
一杯350円のときのマージンが250円あったとすると一時間に一人の店員が4杯売れば時給に相当する売り上げが得られる。
ところが190円になるとマージンは90円に下がる。
このとき店員は一時間に11杯売らなければ時給分の売り上げがあがらない。
つまり時間あたりの客が350円のときの3倍近い数の客が来てくれないと190円のときには粗リが確保できない。
そもそもそれだけの人数の客があるのだろうか?このような例は飲み屋に限らない。
なにかビジネスのバランスが狂ってきている。