2010年8月 9日
冬瓜は夏の野菜である。冬瓜のスープを飲むと夏バテに効果があるという。
近くのスーパーで冬瓜を見つけた。半分にカットされていて、198円!
さっそく、干し貝柱を戻して出汁にして冬瓜を炊いてスープにすることにする。
写真は冬瓜とボールに入れた干し貝柱である。
干し貝柱は一晩水につけて戻す。戻し汁が出汁の元になる。
干し貝柱はいろんな料理に使える。その上品な味は絶品である。
干し貝柱は貝柱のマルのままの形をしているものは結構な値段がするが、形の崩れたものは我々が十分手に届く値段で買える。築地に行けば2000円から3000円だすとそれなりの量の形がばらけた干し貝柱が買えるのでそれを我が家では常備している。
普段は干し貝柱そのまま取り出して酒の肴にかじっている。
冬瓜は一口で食べられる適当な大きさに切る。
それを、あらかじめ干し貝柱を戻して作っておいた出汁と戻した貝柱ともども冬瓜と
ともに鍋に入れる。冬瓜にはひたひたになる程度の出汁で煮るのだが貝柱の戻し汁だけで不足であれば、水と少量の酒を追加すればよい。
火にかけて30分足らず、いい感じに冬瓜も火が通りスープも貝柱の味がよい加減になってきたので最後に味を整える。
そこで、大匙としょうゆの壜を取り出し、鍋の上で大匙にしょうゆを注ごうとしたら手元が狂ってしょうゆが直接、わずかだが鍋にこぼれた。まあよい、とおもい大匙のしょうゆも鍋に入れた。そこで味を見たらいかにもしょうゆの味が強い。
はっと気がついた。冬瓜はそもそも味の無い野菜である。それに貝柱の出汁の穏やかな味で煮ることで冬瓜の味が引き立つ。
そんな味付けが必要なのにもかかわらず、しょうゆを、大匙一杯のところ2杯も、しかも薄口ではなく濃口しょうゆを!!!大間違いである。本来はうっすらと塩だけで味付けすべきところである。
頭ではわかっていたし、いつもは塩味で仕上げるのにどうしたことか、今日に限って。、。、
というわけで、最後の味の仕上げのところで大失敗。
すっかりめげてしまった。