2009年12月 6日
今週からデンマークのコペンハーゲンで世界環境会議、COP15がはじまる。
今朝のテレビではさっそくヨーロッパの各地で始まった環境保護運動家たちの状況を伝えていた。
COP15というタイトルから、この環境会議は15回目なのだろう。京都議定書を制定した京都での環境会議もこのCOPシリーズのひとつ。たしか、COP12かCOP13だった記憶がある。今回の会議の場所はデンマークのコペンハーゲン。コペンハーゲンといえば先ほど2016年のオリンピックの開催地の選考会議が行われた場所である。
メディアの報道などを見ていると今回のCOP15ではCO2削減基準の新たな設定など明確な前向きの結論なり方針は出ないだろう、という悲観的な見通しである。早くも悲観的な見通しが出ているのは参加各国への会議事務局の根回しが既にかなり進んでおり、その状況では新たな施策が出てくるまでに根回しがいたっていないからだろう。そうはいっても、今朝のテレビの海外ニュースに出てきたヨーロッパ各地の市民運動の様子はかなりの盛り上がり方である。街の真ん中に大きなガラス張りの水槽を作り、その水槽には首まで浸かった4,5人の人がテーブルを囲んで会議をしている。
4,5人はヨーロッパの各国の首相、大統領の似顔絵の仮面をかぶっている。
この水槽のパフォーマンスが伝えたいメッセージは地球温暖化が進み、水面、つまり海面が上昇するともう人がおぼれるところまできているぞ、ということと、それはヨーロッパの首相、大統領にとっても水におぼれそうだという認識で真剣に取り組め、ということなのだろう。
市民運動のパフォーマンスは斬新で創造的で判りやすく面白い。あるいみで会議の議論よりも現状を本質的に表現している。まずは現状の正確な認識とその共有が重要であるがそこで市民運動の果たす役割は大きい。
東京でもだれか、環境問題をアピールするパフォーマンスをやるのだろうか。
最近、静かで話題の少ない歌舞伎町のど真ん中で温暖化防止の活動なんてどうだろう?
おもしろいパフォーマンスができるのではないだろうか?