松丸図書館

2010年2月16日

丸の内の丸善本店のなかに松丸図書館と言うところが出現した。
東京駅の丸の内のオアゾのなかに丸善の本店がある。
一階から四階までを占める巨大な書店である。
その書店のなかに最近松丸図書館というかなり大きなコーナーが
できた。書店のなかの図書館であるが、単なる図書館ではなく
底に展示されている本は買うことができる。
松丸図書館と言う名前は松岡正剛の松と丸善の丸をとってつけた名前である。
この図書館には松岡正剛がネットで発信している千夜千冊に登場する本が集められている。
千夜千冊はもう千冊を超えたから個々に展示されている本の点数は千冊をこえているとおもう。
千夜千冊に出てくる本が並んでいる、と言うことは松岡正剛の読書のヒストリーが集められているということである。もう、何度か足を運んでいるのだが、最初に入ったときは、自分もこんなライブラリーがもてたら、と一瞬おもった。ただ、こんなに広い分野を網羅する必要はなく、ある特定の分野だけでもよい、自分の家に作りたいと思わせる図書館である。自宅に書斎を作りたいと思う人はぜひ見ておくべきばしょである。
ここに集められている本もすごいパワーを発揮しているがその本を収納している書棚がいろんなパターンで構成されていて、書棚そのものもひとつの陳列物という感じである。
昨日体験したのだが、この図書館の素晴らしいところは千夜千冊にでて来た本であれば、たとえその本が版元で在庫切れになっていても古本を探してきて提供してくれることである。
昨日はそんな一冊をこの図書館で発見し買うことが出来た。
とにかく一時間くらいはあっというまにつかってしまう、吸い込まれるような魅力のある空間である。

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