白い猫でも黒い猫でも……

2010年9月 2日

中国の有名な政治家で’“不倒翁”といわれた鄧小平の有名な言葉に「白い猫でも黒い猫でもねずみを捕る猫はよい猫だ」と言うのがある。
かなり昔の言葉であるのだが、とても印象深く今でも覚えている……。
昨今の政治のごたごたのテレビをみながら、ふとこの言葉を思い出した。
国民の政治家に対する思いはこれとおなじではなかろうか?
「白い政治家でも黒い政治家でも国民を幸せにしてくれる政治家はよい政治家である。」
サンデル教授の「正義について語ろう」と言う本では、政治における正義とは、国民を幸せにすることである、と言う風に書かれている。
この二つの文章を結びつけると、面白い表現になるが、実はこれが国民の本当の思いではないだろうか?
白い政治家でも黒い政治家でも国民を幸せにする政治家はよい政治家である。国民を幸せにすると言うことは正義だから、この政治家は正義の政治家である。
どこか、マスコミのコメンテーターでこれくらいのことを発言する人はいてもよいのではないだろうか。

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