東京外環ひとまわり

2009年10月31日

今日は、一日、東京の外側を一回り近く移動。
まずは大宮からスタートし、その次は西東京市、さらに西に進んで小平まで行き、最後は江戸川区の篠崎までたどりついた。東京には10歳のときから住んでいるから、もう半世紀になるが一日で今日のような移動をしたのは初めて。

いろんなことが感じられておもしろい。
やはり、足で歩き、目で見るとメディアを通して知っているつもりになっていることとは大違いである。

元気な具合から見ると大宮が一番。
すぐ近くに大宮駅周辺の大きなビルが見えるところへ行ったのだがビル群が新しく、そのコンクリートが白く反射するのがまぶしいくらいである。
西東京市といえば、保谷と田無が合併して出来た新しい市である。ちょうど旧保谷と旧田無の境目にある道を走る。
まだまだこれから二つの地域の融合がはじまるのではないか、というエネルギーを感じる。

小平周辺は40年以上前からの住宅地域であり、多くの大学がその隣接する地域も含めて点在している学園地域でもある。
40年前に30歳代で住み始めた家族も今はもう70歳代になっているくらい時間が経過している。その時間の経過を感じさせる静かさがある。周辺の団地の住人も高齢化しているだろう。地域の高齢化を感じるのは歩いている人の姿とその歩みがゆっくりなところである。

最後の篠崎はもう、暗くなっていたが東京ゼロメートル地帯いわれた地域である。
隅田川を越えて荒川に近い。まさに町全体が平坦である。このすぐ隣には大規模な大島団地がある。帰りに都営新宿線の篠崎駅にいったら駅周辺がとても明るく、新しく降りてくる人たちの年齢も比較的若く、ひょっとしたらこのあたりはこれからの期待の地域ではないかと感じられた。
この地域は都営新宿線の開通によって都心からのアクセスが一気に良くなった。

東京は都心の変化に目を奪われがちだが周辺地域の変化は多様で面白い。

ひろせ

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